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化学療法

化学療法とは、抗がん剤治療のことです。

抗がん剤は、現在では60種類ほどありますが、どれも主な目的は、がん細胞の分裂を抑える、又は破壊する、というものです。

化学療法は、主に投薬点滴によって行われます。

点滴では、血管に抗がん剤を直接注入することになりますから、血液が駆け巡る全身に、抗がん剤物質も行き届くことになります。

そのため、特定の部位のがん治療とはいえ、結果的に全身のがん細胞に働きかけ、その細胞分裂を抑制することにも繋がります。

種類も豊富にあり、体質や遺伝的なものは人それぞれ違いますから、その中で、自分に最も適した抗がん剤を見つけて治療していきます。

しかし、がんの種類によっては、薬効があまり得られないものもあります。

化学療法に柔軟に対応するタイプのがんは、悪性リンパ腫、急性骨髄性白血病などで、場合によっては抗がん剤治療のみで治癒が可能です。

一方で、あまり対応してくれないがんのタイプもあります。

その主なものは、肝臓がん、腎臓がんなどです。

どの部位の、どんな種類のがんかによって、人工的な薬という手段で細胞分裂までに追いつけるものもあれば、追いつけずに細胞分裂が先行してしまうこともあるのです。

それでも効果がゼロ、ということはないので、化学治療は現在では最もよく使われる抗がん手段の一つになっています。

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