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小児悪性リンパ腫

悪性リンパ腫は、リンパ節で、白血球の一つであるリンパ球ががん細胞に変わり、発症するものです。

がん細胞に変わったリンパ球は、やがてはリンパ節を満たしてしまい、そこからあふれ出して、血液の流れに乗ります。

ですから、血液の問題も起こってくるのです。

これらのことは、白血病とよく似た部分を多く含んでいます。

発症年齢のピークは5~11歳で、乳幼児が発症することは殆どありません。

悪性リンパ腫には大きく分けて2種類あり、一つが「ホジキリンパ腫」というもの、そしてもう一つは「非ホジキリンパ腫」と呼ばれるものです。

ホジキリンパ腫は、頸部、鎖骨のくぼみ、膝の裏側などにできます。

非ホジキリンパ腫は、骨髄の中に悪性のリンパ球が入り込む為、白血病化しやすいのが特徴です。

検査は、まず病期が疑われる箇所の細胞を取り出して調べます。

いわゆる「病理組織診断」と呼ばれるものです。

それと同時に、骨髄検査も行われます。

これらを総合して、骨髄に白血病の兆候があれば白血病、なければ悪性リンパ腫と判断できます。

治療のメインは、化学療法で、抗がん剤投与による治療になりますが、放射線治療も並行して行われることも多いようです。

現代の医学の進歩のおかげで、その治癒率は非常に高くなってきています。

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