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一般的な「がん」の定義

私たちが「がん」と呼ぶものは、悪性腫瘍のことです。

そして、「がん」という総称は、「」、「肉腫」、「造血器」という3つのカテゴリに大別することができます。

癌は、がん細胞が表皮細胞にできた状態をいい、そのできた部位によって、「胃がん」「肝臓がん」という風に、別々の呼称で呼ばれます。

一方、「肉腫」は、それ以外の場所の結合組織(同じパターンの細胞が結合して組織化した状態)にでき、「骨肉腫」という風にここでも違った呼称が使われます。

そして、広くは「血液のがん」とも呼ばれている白血病は、造血器にがん細胞ができている状態の病です。

がん細胞は、正常な細胞が、何かのきっかけで異常をきたし、その状態で増殖し、広がっていきます。

その過程で、がん細胞は違う臓器などにも広がり、元とは違う場所に転移して発症することがあります。

ですから、早期発見で広がりを阻止し、がん細胞の息の根を止めることが、最も大切なことです。

しかし、通常可能な限り外科的治療(手術)でがんに侵されている組織を切除しても、明確に「全ての増殖を食い止めた」と言いきれないことが大変多く、それ故ある程度の年月が経ってから、今度は別の場所に転移していたものが発症する場合があります。

つまり、一度がんにかかるということは、どんなに軽症であっても、長い目で再発防止に努めなくてはいけない、大変やっかいなものなのです。

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