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骨肉腫

骨肉腫は、骨内部の細胞組織ががん化する病気のことで、骨のがんの中では一番多くの患者がいます。

後述の「ユーイング肉腫」も骨のがんですが、あくまで別の種類です。

このがんは、10代に多く見られます。

骨肉腫ができる部位は、手や足の末端が多く、稀に膝にも見つかります。

主な症状は、関節痛骨の疼痛骨周辺の膨張、そして骨折することもあります。

主な検査は、X線画像病理組織検査です。

CTで骨の画像を取得すると、コンピュータで処理されるので、その中で骨腫瘍の詳細を見ることができます。

更に、がんの進行状態や、がん細胞の詳細を知るには、腫瘍の組織を一部摘出し、調べる必要があります。

その結果も含めて、最終診断が下されてから、具体的な治療プランを立てます。

腫瘍ができた部位、腫瘍の大きさ、更には患者の年齢・性別などで、患者のその後の人生に一番影響の少ない方法を選んでいくのです。

勿論、転移の可能性も考慮しなくてはなりません。

治療法は幾つかあり、小児腫瘍医を中心としたチームで一人の患者を担当します。

治療の種類には、放射線治療や手術がありますが、手術にも様々な種類があり、腕や脚を切除してしまう手術、局所だけを切り取る局所切除術などがあり、患者の条件に応じて決定されます。

術後の生存率は、5年目で70%と大変高いものとなっています。

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