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そのほかの原因

がんになる原因は、推測こそできても、明確な原因究明までには至っていないので、多くの原因となり得る説が存在します。

遺伝的要因、妊娠・出産に関連づけられる原因、更にウイルスへの感染によるがんの発症などもそうですが、そのほかにも、統計で一定の見解を見出せても、やはりそのメカニズムまで特定しきれていないものもあります。

これはアメリカの話ですが、ある小児がんの調査で、白人は黒人より圧倒的に白血病になる確率が高くなり、また黒人には腎腫瘍が多いという結果が得られました。

しかし、何故そうなるのかは、今のところ原因を特定できておらず、体質の違いからなのか、遺伝子レベルでの問題なのか、様々な憶測が飛び交っています。

また、日本の研究チームによると、殆どのがんで、男児が女児よりがん発症率が高くなっているそうです。

何故人種によって、又は男女差によって、がんの発症率が違ってくるのかはわかりませんが、今後がんのメカニズムを解明し、がん予防対策を講じていくには、これらのデータを元に、更に研究を重ねる必要性があるのではないかと思います。

また、データ上で一定の法則を見出せることが数多くあっても、その法則の謎を解くことができていないのが現状です。

私たちに必要なのは、統計上の結果が何を意味し、それがどう自分に関係していくのかを知ることなので、一刻も早く原因が特定されることが望まれます。

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