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二次がん

晩期障害で、がんが再発することがあり、これを「二次がん」と呼びます。

これは、がんが転移して発症するのではなく、放射線治療や化学療法が新たに別のがんを誘発する、ということです。

二次がんという晩期障害は、がん治療後、10年後、或いは20年後に発症することもあるので、がん治療が人生において、どれだけの影響力を持つか、想像するに難しくはないと思います。

確定診断がされるのは、かつてがんに侵された部分に再び、がん細胞を発見した時です。

このことで、転移ではなく、二次がんだということがはっきりします。

白血病のような全身に関係するがんの場合だと、脳に集中的に放射線治療を施すことがあるので、そうすると、二次がんとして脳腫瘍を発症させることがあります。

また、造血幹細胞移植(白血病の時に行われる移植手術の一種)も二次がんの原因になることが報告されています。

しかし、この場合は、がん治療の予備知識が、予防してくれることも多くあると思われます。

発がん物質を含むようなものを口にしないといった、生活全般でのがん予防も一定の効果を上げるでしょうし、がん治療後の定期的な検査を怠らなければ、二次がんの発見も早期にできるでしょう。

何十年も先にがんが再発するとは気の長い話ですが、普段からの生活態度によっては、二次がんが発症しても、根治しやすくなると思われます。

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