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慢性骨髄性白血病

子供の白血病患者の中で、稀にあるケースが、この慢性骨髄性白血病です。

慢性骨髄性白血病の場合、急性とは違い、「慢性期」「移行期」「急性転換期」の3段階を踏んで症状が悪化します。

しかも、慢性期・移行期にはそれぞれ数年を要し、急性転換期に至るまでは、自覚症状も殆どないのが大きな特徴です。

そのため、数年間自分が白血病にかかっていることに気付かず、偶然医療機関を受診し、採血をするなどして気付くことが多いようです。

考えられる症状としては、腹部の膨満感、倦怠感などが挙げられますが、急性ほど顕著な症状ではありません。

急性リンパ性白血病とは、増える白血球の種類も異なってきます。

症状が本格化するのは、急性転換期に差し掛かった時です。

それ以後は、急性リンパ性白血病と症状が類似していきます。

自覚症状が顕著に現れるようになるので、肉体的には一気に消耗することになるでしょう。

最終的には、急性であれ、慢性であれ、症状や治療で苦しむことに変わりはありませんが、慢性の場合は、転換期に入る前までに気付くことができれば、転換期に味わう苦痛を回避できる可能性があります。

急性では殆ど手がつけられずに症状が悪化してしまうわけですから、肉体的・精神的な負担は、長期的な目で見ても、若干少ないといえそうです。

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