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ウイルス

がん発症の原因として、ウイルスの感染も原因として挙げられます。

ウイルスは、細胞内のタンパクと結合し、変化し、腫瘍増殖の道を辿ります。

そのことで、体内ががんで侵されていくのです。

また別のウイルスは、細胞内の情報伝達に悪影響を及ぼし、これもがん発症につながります。

このように、数種類のウイルスが、私たちの体内の細胞で結合したり正しい働きを阻害することにより、がん発症を誘発させることがわかっています。

そして、ウイルスがDNAを傷つけ、遺伝子内の問題を起こすことで遺伝的要因のがん発症も誘発するのです。

小児がんに一番関わりの深いウイルスは、「EBウイルス」と呼ばれるものだといわれています。

このウイルスは、小児がんを誘発するだけでなく、体内に侵入したあと発症しないまま居座り続け、思春期以降に発症するケースもあるので、子供だけでなく、大人も注意しなければなりません。

ウイルスへの感染経路は、個々のウイルスによって違うのかもしれませんが、例えば猫の白血病は、ウイルスが原因になっていて、また違う様々な動物からもがん発症を促すウイルスが検出されている経緯があるので、動物特有の生活と何か関係があるのかもしれません。

その点と人間との共通点を見出すことで、人への感染経路も明らかにでき、予防対策を講じられる部分はあるでしょう。

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