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妊娠・出産

発がんの原因として、母親の妊娠中のトラブルや生活によるものがあり、妊娠中の女性は注意しなくてはなりません。

例えば飲酒量の多い女性の子供は、飲酒量が少ない、又は全くアルコールを摂取しない母親の子供より、急性骨髄性白血病を発症させる確率が、2.6倍から3倍にもなります。

また、妊娠中の服薬で体内にトラブルが生じ、子供ががんになるケース、妊娠中にX線診断を多く受けた母親の子供が、がんに関わるトラブルを持つケースもあります。

こういうことがあるので、母親は、妊娠中は決して自分だけの体だと思わず、子供に悪影響を与えることが何なのかを明確に把握し、がんを初めとする諸々の病を回避する努力をしなければなりません。

しかし母親のトラブルとは、これだけではありません。

実は、流産経験者の子供は、流産経験のない母親の子供に比べ、白血病を発症させる可能性が5倍ほどあります。

更に2度以上の流産経験があると、その子供の白血病発症率は、25倍にも跳ね上がります。

これは、流産という体験で、細胞に何かしらの異常が発生するためだと言われています。

この場合、子供ががんになることは、ある意味避け難いものと思われますが、だからといって神経質になっても何も変わらないのが現実です。

それでも、妊娠中の体調管理を徹底し、子供のがん予防に務めることで、少しでもリスクを減らすことが望まれます。

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