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ユーイング肉腫

ユーイング肉腫は、骨の中にできる悪性腫瘍のことで、骨のがんの中では、骨肉腫に次いで2番目に多くの患者がいます。

幼児期ほど発症件数は多く、若年層、30歳以上になると、殆どこのがんにかかる人はいません。

症状は、腫瘍の痛みなどがあるのですが、発症部位によって症状に差が生じるようです。

主な検査内容は、腫瘍マーカー画像診断です。

血液中にマーカーとなる物質が流れているので、マーカー検査で、その進行具合を知ることができます。

また、CTMRIでの組織撮影も必要です。

治療方法は、これも腫瘍の部位によって異なります。

どの場合でも、化学療法が優先であることは共通しています。

体の部位によっては、網膜芽細胞腫同様、生活に支障が出る可能性が高く、股関節などに大きな腫瘍が見つかった場合、手術をすることにより、足を失うことにもなります。

ですから、まず化学療法で、腫瘍を小さくするよう働きかけます。

それでも無理が生じれば、やむを得ず、手術ということになります。

手足を失えば、術後は義手、義足での生活を余儀なくされるでしょう。

しかも、幼少期の発症であれば、当然成長と共に、義手、義足のサイズを変えていかなくてはなりません。

更に、再発した場合の治療法は、まだ確立されていないので、残念ながら、それ相応に死亡率も高いと考えなくてはならないと思われます。

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