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横紋筋肉腫

横紋筋肉腫は、骨格筋にできる腫瘍のことです。

小児癌患者の中では少数派で、全体の3~4%の患者が発症している程度です。

主にできる部位は、頸頭部泌尿生殖器で、稀に四肢に発症することもあります。

子供の場合だと、特に鼻咽頭、眼が多いようで、鼻の場合は鼻炎症状や鼻の粘膜の詰まりが見られるようになり、眼の場合は涙や眼痛が起こります。

検査は、CTやMRIなどの画像診断がかなり効果的ではありますが、最終的には、病理組織検査をし、確定診断を下します。

血液検査は、マーカーがないため、不要とされています。

治療は、化学療法、放射線治療、外科治療を組み合わせて行います。

患者の重度によって、その治療の比率が変わってきて、腫瘍がかなり大きくなっている場合は、腫瘍部位の切除ということになります。

しかし、横紋筋肉腫の場合、化学療法や放射線治療が非常に効果を発揮することが実証されていて、緊急でない限りは、そちらが推奨されます。

しかし、いずれの方法でも、がんを完全に消滅させることは難しく、手術でかなり切除したとしても、完全には切除しきれないのが現状です。

そのため、現代の医学においても、横紋筋肉腫の治療及び根治は非常に難しいとされています。

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