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支持療法

支持療法は、直接的ながん治療ではなく、「がん治療のための治療」と言ったほうが適切かもしれません。

そしてここでは、執刀医のみならず、看護師も含め、医療スタッフ全員が患者に対して力を貸します。

がん治療おいて、その方法は、三大治療法(化学療法・外科療法・放射線療法)がメインだと思われがちですが、全ての治療をスムーズに行い、感染症を起こさないための予防を徹底したりすることは、治療段階に入る前には必ず必要になります。

子供たちが体力低下を起こさないように、栄養管理をするのも治療の一環ですし、また輸血や点滴などで、そこで使われる注射針や器具に感染症の原因となるものを付着させないように予防することも、大切な仕事です。

子供の場合は特に、体力、免疫力など、全ての機能が大人より劣っているので、その分、生活の全てにおいて、細かいケアが必要になります。

その点がクリアできた時点で、初めて化学療法も外科療法も受けられるようになるのです。

また、がん治療は、退院後も、定期検診などで続けられます。

更に、がんにかかった子供を支える親たちの肉体的・精神的苦痛をできるだけ緩和し、家族一丸となってがんに立ち向かえるように施すのも、医療現場での大切な仕事になってきます。

支持療法とは、まさにがん治療におけるトータルケアの役割を果たし、支持療法なくして、子供たちは安全な治療を受けられないとも言えるでしょう。

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